薬局の新しい未来を、世界とともに

私は、国の診療報酬に過度に依存しない、新たな薬局経営の形を模索しています。
もちろん、保険調剤はこれからも大切に続けます。しかし、それだけに頼る経営では、制度改定や市場環境の変化に十分対応できない場合があります。
だからこそ、薬局を「小売業」として再定義し、処方箋の有無にかかわらず訪れたくなる薬局をつくりたいと考えています。
そのために、健康や美容に関する価値ある商品や体験を、オンラインとオフラインの両方で提供できる仕組みづくりを進めています。
この実現には、「薬局や薬剤師にキャラクターを持たせること」が欠かせません。
「この薬局だから買いたい」「この薬剤師だから相談したい」と思っていただけるよう、商品構成や接客、情報発信まで一貫した個性で設計します。
お客様にとって、単なる薬を受け取る場所ではなく、信頼できるパートナーとしての薬局を育てていきたいと考えています。
同時に、私は中小企業診断士として、日本の中小企業の活性化を使命としています。
日本には、高い技術や独自の価値を持ちながらも、販路や資金、ブランド戦略の不足によって成長の機会を逃している企業が数多く存在します。診断士としての役割は、そうした企業の潜在力を引き出し、持続的な成長へ導くことです。
具体的には、事業計画の策定や経営改善だけでなく、補助金・融資といった資金調達、販路開拓、マーケティング戦略、M&Aや事業承継まで、幅広く実務面で伴走支援を行っています。
私はこの活動を薬局経営と切り離すのではなく、相互に活かし合う形で展開しています。
こうした模索の中で、海外貿易は一つの有力なアプローチになり得ると感じています。
世界にはまだ日本に届いていない高品質な製品があり、日本にも世界市場で十分に戦える製品を持つ企業があります。
薬剤師としての専門性と、中小企業診断士としての事業設計力を掛け合わせ、こうした価値を双方向に流通させる仕組みを探っていくことは、薬局の進化と日本の中小企業の発展の双方に寄与すると考えています。
薬局の未来は、もっと広く、もっと自由でいい。
そして、その自由は、確かな専門性と責任感の上に築かれるべきです。
UFBは、世界と日本をつなぎながら、来たい理由のある薬局と、挑戦する中小企業の新しい未来を描き続けます。
株式会社UFB
代表取締役 古関 大地